[Back to the index page]


経路の抽出を用いた地域内経路制御の実現

中川 郁夫
(株)インテックシステム研究所

概要

    近年、国内の各地域で地域IX(Internet eXchange)構築の動きが 活発になってきている。 東北、山梨、東北、岡山をはじめとするいくつも 地域で既に実験が開始されており、他の多くの地域でも実験が計画されている。 これらの地域IXでは%、それぞれの地域によって実現手段は異なり、 地域毎で独自の手法により相互接続実験が行われているが、 いずれの地域でも、地域内の通信がより少ない遅延で安定した地域内の 通信路上で実現されることをひとつの目的としている。 しかし、これらの地域IXで共通する問題のひとつとして国内全体を サービス範囲とする大手プロバイダが地域IXに接続する場合の 経路制御の問題が指摘されている。 大手プロバイダが地域IXに接続する場合、 その大手プロバイダは地域IXのために特別に経路制御の管理・運用を 行う必要があり、運用コストの負担が大きくなる。そのため、 地域IXが国内の多くの地域で構築された場合、それらのすべての地域IXに 大手プロバイダが接続するのは事実上不可能とされていた。 本稿では、BGP4により経路制御を行っている地域IXに大手プロバイダが 接続しようとする場合、大手プロバイダの地域ユーザの経路情報を 交換することにより問題点について検討し、 地域IXに設置されたルートサーバで 地域内の経路を抽出することによりこの問題を解決する手法を提案する。

[PS File]