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マルチエージェントフレームワークBee-gentを用いた分散システムにおけるデザインパラダイムの分類と評価

川村 隆浩,吉岡 信和,長谷川 哲夫,大須賀 昭彦,本位田 真一

(株)東芝 研究開発センター

{kawamura, nobukazu, hsgw, ohsuga, honiden}@ssel.toshiba.co.jp

概要

近年,ネットワークを介して異種システムを相互接続し,大規模な分散システム を構築する事例が増えている.しかし,分散システムのネットワーク性能や拡張 性,保守性に多大な影響を与えるデザインパラダイムには常に最良となる解は存 在しない.分散システムの構築においては,要求されるネットワーク性能などに 応じて,適切なパラダイムを選択することが重要である. 本論では,マルチエージェントによる分散システムのデザインパラダイムとして, ダイレクトアクセス,ステーショナリエージェントアクセス,モバイルエージェ ントアクセスの3つを挙げる.そして,マルチエージェントフレームワーク Bee-gent(Bonding and Encapsulation Enhancement aGENT)を用いて各パラダイ ムに対応する3つのアプリケーションシステムを構築し,異なる実験条件におい て通信量や通信回数,トータルの処理時間などネットワークに関する諸性能を定 量的に測定する.最後に,実験結果に基づいて各パラダイムの特徴を考察し,分 散システム構築時に参考となるパラダイム選択に関するいくつかの指針を示す. また,Bee-gentシステムが各パラダイムに基づくアプリケーションシステムの構 築を可能にしていることを確認する.

[PS file]