配送機構の形式的記述スキーマの設計と多層経路制御層型アーキテクチャを用いた配送層の実現

宇夫陽次朗, 宇多仁, 小柏伸夫, 篠田陽一
北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
yuo@jaist.ac.jp
zin@jaist.ac.jp
n-ogashi@jaist.ac.jp
shinoda@jaist.ac.jp

Abstract

インターネットを構成するネットワーク群のアーキテクチャは主に配送シ ステムというメトリックによって分類されると考えられる。配送システム は基本アーキテクチャに密接に関わる形式で定義されており単体で論じる 試みはおこなわれてきていない。本論文ではインターネットを複数の配送 層の組み合わせによって構成される構造を持つネットワークであるとし、 その全体の構造を記述するためのスキーマ群を規定している。インターネッ トにおける基本データ構造であるパケットに関して、その配送とシステム 挙動を分離して扱うことで、配送を形成するシステムの一般的モデルを論 じるためのフレームワークを得ることが主な目的である。本フレームワー クで提供される配送層多層化は汎用な配送システム表現系であり、既存ネッ トワークだけでなく、形式的にネットワーク仕様を表現可能である。この 特性によって既存ネットワークの問題点の明確化や新規ネットワークモデ ルの導出などが可能なネットワーク研究をおこなう上で要求される機能の 提供を狙う。また、本論文ではさらに、導出された配送システムを実現す るための手法として、マルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)を用い た経路制御層の多層化アーキテクチャを提案し、表現モデルと実ネットワー クのマッピングに関しても論じている。

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