XSLTスタイルシート生成のための例示インタフェース

― 編集履歴の汎化と変換ルールの生成 ―

小野 康一, 小柳 光生, 堀 雅洋
日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所
onono@jp.ibm.com

Abstract

構造化文書であるXML(Extensible Markup Language)文書の構造変換と その変換の意味を記述するための言語であり, それ自身がXMLで表現される. XSLT(XSL Transformations)は, XSLの構造変換の部分を実現する技術であり, 変換規則を記述するための能力を持つ言語が定義されている. XSLT言語は汎用であるので, 与えられたXML文書を, 別の文書型を持つXML文書や HTML(Hyper Text Markup Language)文書や plain textなどに変換する規則を記述することができる. しかし, XMLは視覚的表現の記述能力を持たない汎用の構造化文書記述言語であるため, その変換規則であるXSLTスタイルシートを直感的に記述・編集することが難しい. XMLやXSLがインターネットで広く普及するには, その記法を意識せずにスタイルシートを作成できる必要がある. この問題に対して我々は, XML文書からHTML文書への変換を行なうXSLTスタイルシートを作成するための視覚的な環境のために 文書変形手順の例示からXSLTスタイルシートの変換規則を生成する技術,および, それを用いたWYSIWYGツール(エディタ)を開発している. このようなツールを用いることで, XSLTについて深く理解していない者でも, 希望通りの視覚的表現に変換する規則をXSLTで作成することができる. 本稿では, 例示で得られた操作履歴からXSLTスタイルシートを生成する方法を示す. 例示に用いたXML文書以外の(同じ文書型を持つ)XML文書に対しても 適用可能となるような変換規則の汎化について述べる.

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